介護老人保健施設 あかつき

ご挨拶

所長 坂 宗久

2025年は元日より令和6年能登半島地震に見舞われ、大変な年明けとなりました。いまだ復旧していないところもあり、被災された皆様のご苦労は如何ばかりかと心からお見舞い申し上げます。
当施設は、社会福祉法人大阪暁明館のこれまでの運営実績が高く評価され、2000年6月1日に大阪市により開設された「介護老人保健施設 おとしよりすこやかセンター西部館」から厳正な公募・選定の結果民間移管を受け、2020年4月1日「社会福祉法人大阪暁明館 介護老人保健施設 あかつき」に生まれ変わりました。2022年11月1日には全館内装リニューアルを行い、利用者様により居心地良く過ごしていただける空間となりました。
 民間移管以前より当施設は、大阪市の指定管理者制度に基づき、長きにわたり管理・運営を担わせていただいておりました。母体である大阪暁明館病院の医療と連携し、介護・リハビリテーションの提供を続けながら、地域の皆様に貢献すべく職員一同たゆまぬ努力を積み重ねて参りました。
 高齢者人口は、「団塊の世代」が65歳以上となった2015年に3,387万人となり、「団塊の世代」が75歳以上となる2025年には3,677万人に達すると見込まれています。その後も高齢者人口は増加傾向が続き、2042年に3,935万人でピークを迎え、その後は減少に転じると推計されています。こうした背景のもと、在宅生活の継続支援/復帰支援が、重要な取り組みであると位置付けられ、介護報酬改正の度に、国の方針が色濃く反映されてきました。そして、今後もその大きなトレンドは続くものと想定されています。
 当施設は、介護保険法に規定されている介護老人保健施設にあたり、その提供するサービスは、病気の治療が終了した方を対象に、介護・リハビリテーションを通じて、在宅復帰支援・在宅継続支援を目指す内容となります。人生100年時代を迎えようとしている現在、日ごろから“もしも”の時を想定して、「どう過ごしたいか」「何を大切にしたいか」を、ご本人と家族で話し合っておくことはとても大切なことです。これを、厚生労働省では今まで「ACP:アドバンス・ケア・プランニング」として普及・啓発を進めてきましたが、より馴染みやすい言葉となるよう「人生会議」と呼ぶようになりました。人生の最終段階における医療・ケアについては、医療従事者から適切な情報提供と説明がなされた上で、ご本人による意思決定を尊重しながら医療専門職種から構成される医療・ケアチームとしての方針の決定を行うことが重要です。
今後も、地域の皆さまより当施設の役割が求められ続ける中で、職員一同初心に立ち返り、利用者様お一人お一人の「個」を大切にしたサービスの提供、質の向上に取り組んで参る所存です。
2023年5月には新型コロナウイルス感染症が5類になりましたが、自然災害や感染症の流行などは発生の予測が困難です。どんな状況に置かれても、施設ができるだけ早く復旧し正常に稼働し続けられるよう、これまでの様々な体験を通して、改善して参ります。
今後とも、皆様の変わらぬご指導・ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

介護老人保健施設 あかつき
所長 坂 宗久

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