睡眠呼吸療法センター
こんな症状はありませんか?
- 運転中や会議中に襲われるひどい眠気
- 日中のひどい眠気
- 大きなイビキ
- 息が止まっている
このような症状のある方は、一度内科を受診して下さい。
イビキが大きな特徴
新聞やテレビなどで、「睡眠時無呼吸症候群」という言葉を見かけますが、いったい何のことでしょうか?実は最近の研究でわかってきたことなのですが、「寝ている間に息が何度も止まってしまう症状」のことなのです。本人は、夜中に何回も息が止まり、その都度息をするために脳が目覚めていることなどはほとんど自覚していません。朝目覚めてもなんとなくすっきりせず、頭痛や身体のだるさ、喉の渇きなどを訴えます。最も特徴的な症状は「イビキ」です。
成人の3~4%の人に症状
大きなイビキが急に詰まったような感じで止まり、しばらくしてからまたあえぐように始まります。当然、無意識のうちに何度も脳は目覚めているわけですから、昼間の眠気が強かったり、集中力が低下したりします。その結果、様々な社会生活への悪影響(居眠り運転、作業・学習能力の低下、会議中の居眠り、労災事故、生活意欲の低下等)を及ぼします。
こうした症状が慢性化したり、重くなったりすると、心身疲労蓄積、睡眠中の酸素低下も合わさって、生活習慣病(高血圧症、心臓病、脳卒中、糖尿病、腎臓病等)になる可能性が高くなります。これまでの統計から、成人の3~4%(25~30人に1人)の人がこの症状を持っていると推測されています。あなたや、あなたの周りの人でイビキの大きい方、昼間の眠気が強い方はいませんか?良質な眠りは健康維持に欠かせません。思い当たる方はお気軽にご相談下さい。
快眠倶楽部通信
快眠倶楽部通信(2021年秋号)
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睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の種類
睡眠時無呼吸症候群は、大きく4つに分けることができます。
その大部分は閉塞型睡眠時無呼吸症候群(Obstructive Sleep Apnea Syndrome:OSAS: オーサス)が占めていると言われています。
閉塞型睡眠時無呼吸症候群(Obstructive Sleep Apnea Syndrome:OSAS: オーサス)とは睡眠中に起こる上気道の閉塞、または通りにくい状態を言います。
睡眠中の呼吸
原因
主な原因は
- 肥満
- 顎が小さい
- 舌が大きい
- 鼻が通りにくい
などがあります。
睡眠時無呼吸症候群の症状
寝ると…
- 大きないびき、無呼吸、低呼吸
- 体の酸素の量が低下
- 起きたという本人の自覚はありませんが、脳が覚醒
- 呼吸再開、そしてまた入眠
これを寝ている間中、繰り返しています。
放置しておくと…
昼間のひどい眠気、集中力の低下、体のだるさ、高血圧、不整脈などの症状が現れます。
昼間のひどい眠気などは、居眠り運転の危険性もあり、注意が必要です。
また、この病気はメタボリック症候群の方に多いのが特徴で、
- 糖尿病
- 狭心症・心筋梗塞
- 脳梗塞・脳出血
などを引き起こす危険性も指摘されています。
自己チェックリスト
症状
このような症状はありませんか?
★が1つでも当てはまる方、★以外の項目が2つ以上当てはまる方はSASの可能性があります。ぜひ一度医師にご相談下さい。
治療方法
当院で行う主な治療法です。
- 鼻マスク治療
- 生活習慣指導、眠り方の工夫の指導
- 歯科口腔外科、耳鼻咽喉科、神経内科など専門医への紹介
鼻マスク治療法について
正式名称を、持続陽圧呼吸療法(Continuous Positive Airway Pressure : CPAP、シーパップ療法)と言います。
寝ている間に、鼻、あるいは口と鼻両方にマスクを付けて、上気道の閉塞や通りにくさを改善させる治療法です。当院では、各社のマスク、機器を取り揃えており、患者さま一人ひとりにあった器具や圧力設定を行っています。また1週間に2回、CPAP外来を行い、CPAP療法専門の臨床工学技士による継続的な器具や圧力の調整を行っています。
臨床工学技士によるCPAP外来
毎週火曜日 13:00~16:30
毎週木曜日 14:00~16:00
※専門外来ご希望の方は、お電話にてご予約ください。
生活習慣指導・眠り方の工夫の指導
CPAP療法は対処療法であり、SASを根本的に治す治療ではありません。
そこで当院では、生活習慣指導などを行い、肥満などが原因の方には減量のアシストを行って根治治療に努めております。
また、マウスピースが必要な患者さまや外科手術が必要な患者さまにつきましては、他院の専門医と連携を取り、患者さまにとって最適な治療法が選択できるよう心がけています。
検査・料金について
検査から治療まで
CPAPのオンライン診療について
当院ではCPAPのオンライン診療を実施しています。
詳細については外来時にお問い合わせください。
なお厚生労働省からの指針に基づき、初診時の抗精神薬の処方はできません。
検査・治療料金
検査・治療料金については、当院までお問い合わせ下さい。
電話 06-6462-0261